思うがままにつづったこころの中。その2
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Ferret’s Tail -7-
まさかあの夜が最後だとは思わなかった。しかしあれから白イタチはハーマイオニーの前に全く姿を現さなかった。ロンやハリーと一緒にいる時はもちろんだったが、初めて出逢った時のようにハーマイオニーが一人中庭で本を読んでいても、芝生をかき分けるカサリという音は聞こえなかった。
「知ってるか? マルフォイが戻って来るって」
ハーマイオニーにイエス、という返事をもらってめでたく彼氏になったロンが、隣で眠そうに欠伸をしながら言った。スコットランドにしては珍しく暑い気候のせいか、中庭は人影が少なかった。
「戻ってくる……って、今までそもそもどこにいたのよ」
ハーマイオニーが本から視線を上げずに疑問を投げた。二人はかろうじて木陰に入っているベンチに並んで座っている。
「あれ? 言わなかったっけ? 下級生に廊下でひどい魔法を食らわしたとかで謹慎になったって」
ハーマイオニーの頭の中に中庭をちょこちょこ歩く白いふわふわが浮かんで、はぁっと大きく息を吐いた。
「呆れた……謹慎中だったのね」
「ん? 何?」
ハーマイオニーが小さく呟いたのを聞きとめてロンが聞く。
「いいえ、何でもないの。意外な人の意外な一面を見て驚いただけ」
「意外な人? 誰だよ、それ?」
「別に誰だっていいでしょ」
「彼氏に隠し事すんなよ」
身を乗り出したロンの胸に手を当てて押しとどめながら、そうね……と空に目を走らせる。
「例えば……寒い夜に急に男らしくなってキスしてきた誰かさんかしら?」
「ばっ、あれは……」
とたんに耳まで髪の色と同じになったロンにハーマイオニーはくすりと笑う。春の風がすぐそこまで来ていた。
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***
短めロンハー。しかももうくっついてるっていう。
あぁごめん。だからうちはドラハー至上sy(略。
最終回にしてやっと!次はドラ&ハーになります。(だがしかし結ばれない涙)
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短めロンハー。しかももうくっついてるっていう。
あぁごめん。だからうちはドラハー至上sy(略。
最終回にしてやっと!次はドラ&ハーになります。(だがしかし結ばれない涙)
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