思うがままにつづったこころの中。その2
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これは魔法で姿を変えられた白イタチの、ちょっと甘く、ちょっと切ない物語。
Ferret’s Tail -1-
風が秋の色を帯びてきた中庭で、ハーマイオニーは一人本を読んでいた。彼女が手にしているのは『マグルの童話100選 魔法という目を通して』と書かれた分厚い本。もちろんマグル生まれの彼女にとってはどれも小さい頃に母親から聞かせられた馴染み深い話だったが、それを魔法界の視点から考察していたこの本は興味深いものだった。中でも特に目を引いたのは「美女と野獣」。魔法で野獣へと姿を変えられた男が商人の娘と恋に落ち、愛を成就させると本来の姿に戻ることが出来た、という話だ。
華奢な腕には重すぎるその本を脇に下ろしてふぅ、と一息つく。この世界で5年も過ごすと異種というものに偏見や恐怖を抱くことは少なくなった。何しろここには巨人もゴブリンもいるし、ケンタウロスのように人間にも通じる言葉を話すものもいる。しかし、その本来の姿ではないと知っていても、自分がこの娘のように野獣と恋に落ちる姿は想像できなかった。それ以前に心を通わせることすら不可能のような気がした。
ハーマイオニーが悶々と考えを巡らせていた時、視界の隅を白い何かが横切った。すぐ後ろをオレンジ色の何かが続く。ハーマイオニーはそのオレンジがペットのクルックシャンクスだと気付いて、その姿を目で追った。クルックシャンクスが睨んでいたのは城の壁と壁の間に出来た細い隙間だった。
「クルックシャンクス、どうしたの?」
ハーマイオニーが柔らかく声をかけてもクルックシャンクスは緊張を解かない。低い威嚇音をあげて毛を逆立たせていた。ハーマイオニーがその毛並みをそっと撫でると一瞬体を強張らせたが、すぐにミャオ、と鳴いて主人を見上げ、尻尾をくねらせた。
「もう……今度は一体何を見つけたの? ちょっとごめんね」
そう言ってオレンジを抱きあげる。そうしてできた隙間から中を覗き込んだ。
薄暗い中でかろうじて見えたのはくりくりした青色の目。追手から解放されたことにまだ安心できないのか、それは固まったまま目をぱちぱちさせていた。
「もう大丈夫よ。出ておいで」
ハーマイオニーがそう言って手を伸ばすとそれは身を翻し、彼女の伸ばした手と反対の方向に逃げた。
…否、逃げようとした。
実際はその先は行き止まりになっていて、それに気付いた白い何かは慌てふためいてパニックになったようで、細い隙間の中を必死で逃げ回っていた。ハーマイオニーはその光景を見て溜息を漏らす。
「さっきクルックシャンクスに追いかけられた時に、行き止まりだってわかってたはずなのに……ほら、出ておいで。あなたを傷つけるようなことは何もしないから」
ハーマイオニーの言葉なんてまるで聴こえていないようで、それは狭い中を走り回る。ハーマイオニーは仕方ないわね、と呟いて隙間に手を伸ばした。目一杯腕を伸ばしてやっと、白いふわふわした何かに辿り着く。優しくそれを掴んで明るいところへ引き寄せた。
「あら……イタチ? しかも綺麗に真っ白ね」
とうとう捕まってしまった白イタチはキーキー声を上げて体をよじり、なんとかその手の中から逃れようとしていた。肩に乗せられたクルックシャンクスがイタチに向かって唸り声を上げる。
「クルックシャンクス、ちょっと大人しくしなさい! この子が怖がっちゃうわ」
その言葉にクルックシャンクスはぷいとそっぽを向き、ひとつ大きな欠伸をしたかと思うとしなやかに彼女の肩から飛び降りた。夕食のネズミでも探しに行くつもりなのだろうか、尻尾をイライラしたように強く振ると歩き出し、城の角へと消えていった。
「まったくもう……」
その後ろ姿を見やって一つ溜息を落とすと、ハーマイオニーはまだ抗議の声を上げて暴れている白イタチに向き直って、ずいと指を突きつけた。
「あなたもあなたよ! クルックシャンクスはあなたを取って食べたりしないわ。それにもういないんだからそんなに暴れないで!」
命からがら逃げてきた動物に対してそんな理不尽な理由は通じないはずなのだが、白イタチは突きつけられた指に驚いたのか、ピタッと暴れることをやめた。ハーマイオニーはそれに満足してにっこり笑う。
「私の言ってることが分かるんじゃない。いい子ね」
本当にふわふわ~、と嬉しそうに言いながらハーマイオニーはその白い毛並みを撫でた。白イタチはくすぐったそうに体をよじったが、もう逃げる気はないようだった。
「あなたの白い毛、本当に綺麗で羨ましいわ。私なんかどう頑張ってもボサボサで嫌になっちゃう」
ハーマイオニーはその顔を覗き込む。白イタチの目が細められた。
「綺麗な青い目をしてるのね。でも……その目はやめて? なんだか思い出したくない誰かさんにすごく似てるの」
白イタチが動きを止める。ハーマイオニーは気付かずに言葉を続けた。
「聞いて。そいつはね、いつも威張ってて私や私の大切な友達にひどいことをするの。あいつにとって一番大事なのは家柄なんだわ。そんな風に生きて本当の友達や大切な人が出来るのかしら、って思うけど……ま、私には関係ない話ね」
ハーマイオニーの手の中でイタチが少し暴れたが、続いて出た彼女の言葉にまたしても固まった。
「でもちょっと羨ましいの。あのさらさらのプラチナブロンドだけはいいな、って思った。ほら、さっきも言ったけど、私の髪はこんなだから」
空いていた方の手に自分の髪をからませる。優しい目でイタチを見るとふわっと笑った。
「あなたの白いふわふわな毛。思い出しちゃうじゃない、マルフォイのこと」
しかしハーマイオニーがもう一度撫でようとすると、手の力を緩めたその一瞬で白イタチは地面に飛び降りた。あ、と追いかけようとしたが、声をかける間もなくかなりのスピードで草むらをすり抜けていく。すぐにどこに行ったか分からなくなってしまった。ハーマイオニーはぱたんとベンチに腰を落とす。
「……あんなに嫌がることないのに」
ついさっきまで温もりを握っていた手を見下ろした。もう少しあの白いふわふわを撫でていたかった、なんて思って。
「なんであんなこと言っちゃったのかしら」
あのふわふわを抱いていたら嫌いな彼を思い出して、つい言葉が口を出てしまった。なんだかいらないこと、余計なことまで話してしまったような気がする。動物相手だからつい心を許してしまったのだろうか、でもあのイタチの素振りはまるでハーマイオニーの言葉をわかっていたようだった。
「まさか……ね」
頭を振って自分の中に生まれたあり得ない可能性を振り払い、ハーマイオニーはすくっと立ち上がった。もうすぐ夕食の時間だ。大広間へと足を進めると、入口で手を振っているハリーとロンの姿が見えた。さっきの妙な出逢いは内緒、でも確認しなくてはいけないことがある、と思った。ここまで来たらハリーたちに聞くまでもないだろう。この目で確かめればいい。大広間に入ったらまず一番壁際のテーブルに目を走らせるのだ。ハーマイオニーの羨むシルバーブロンドがそこにいるかどうかを。
[Next→]
***
異種と心を通わせる……このお話の一つのテーマです。
それは一見難しく見えるけれど、異種であるが故に容易く出来る時だってあると思うのです。
これからのハーちゃんと白イタチくんを見守ってやってください。
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異種と心を通わせる……このお話の一つのテーマです。
それは一見難しく見えるけれど、異種であるが故に容易く出来る時だってあると思うのです。
これからのハーちゃんと白イタチくんを見守ってやってください。
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こういうサイトならあってもいいかなぁと思う、カップリング考察。
続く…かもしれないシリーズ笑。
まずはドラハについて。
真紅様よりフリー配布の質問に答えてみる。
ドラハ好きに60の質問
1・こんにちは。適当にあなたのことを紹介してください。
適当に…って笑。凛音改めMieです。どうも。
適当に…って笑。凛音改めMieです。どうも。
2・ところでどうしてドラコとハーマイオニーカプにはまったのですか。
ロミジュリ的な、決して叶わない恋であるところ。
ドラコを闇から救い出す存在がハーちゃんであってほしい。
3・きっかけは?
もう映画のビジュアルで笑。
トムくんの演るドラコを見たら、彼は本当は悪役じゃないと思った。
ドラコを闇から救い出す存在がハーちゃんであってほしい。
3・きっかけは?
もう映画のビジュアルで笑。
トムくんの演るドラコを見たら、彼は本当は悪役じゃないと思った。
4・どうしてロンハーとかハリハーとか、ドラジニじゃないの?
ロンハーは公式だからローリング女史がどうにかしてくれる。
ハリハーはなんか違うんだよなぁ…どうしても相棒という感じ。
ドラジニは、ハーちゃんがマグルであることが重要なのでごめんなさい。
5・突然ですがルシハーってのはどう?
ハリハーはなんか違うんだよなぁ…どうしても相棒という感じ。
ドラジニは、ハーちゃんがマグルであることが重要なのでごめんなさい。
5・突然ですがルシハーってのはどう?
えっっ…汗。私の可愛いハー子に手を出すなんて許さない…!!爆
個人的に年齢ダブルスコアはNGだよぅ…
(同様の理由でシリハーもだめね)
6・ドラコについて聞きます。彼はハーマイオニーより年下みたいだけどどう思う?
個人的に年齢ダブルスコアはNGだよぅ…
(同様の理由でシリハーもだめね)
6・ドラコについて聞きます。彼はハーマイオニーより年下みたいだけどどう思う?
え、そうなの?別に同級生なら問題ない。
7・ドラコは6月5日が誕生日みたいですがぴったりでしょうか?
7・ドラコは6月5日が誕生日みたいですがぴったりでしょうか?
冬生まれがいい。
8・ハリポタ6巻で、どうやらドラコは本当に美男子らしい事がわかりました。納得?
8・ハリポタ6巻で、どうやらドラコは本当に美男子らしい事がわかりました。納得?
もちろんw(満面の笑みで)
9・世間ではドラコはハーマイオニーに片思いをしていると囁かれています。どうして?
9・世間ではドラコはハーマイオニーに片思いをしていると囁かれています。どうして?
やっぱり3巻のパンチでしょ?あそこでドラコは目が覚めたと同時に淡い恋心。
「マルフォイ家の僕を素手で殴るなんて…!!」って。
マルフォイ家に縛りを感じた時が本当の恋の始まりw
10・では、ドラコが本当に片思いをしているとして、あなたがドラコの友達だったら応援する?
「マルフォイ家の僕を素手で殴るなんて…!!」って。
マルフォイ家に縛りを感じた時が本当の恋の始まりw
10・では、ドラコが本当に片思いをしているとして、あなたがドラコの友達だったら応援する?
きっと彼は周囲に気付かせない。絶対うまくやる。
11・パンジーの陰も気になりますね。ドラコはパンジーと実はちょっとだけ付き合ったことがあると思いますか?
11・パンジーの陰も気になりますね。ドラコはパンジーと実はちょっとだけ付き合ったことがあると思いますか?
付き合うっていうか…もう生まれたときから決まってるんだと思う。
自分の好き嫌いなんて感情は無意味で。
だから自分にくっつくパンジーもドラコは許してる。そうせざるを得ない。
12・一般に、親に似ている人に魅かれると言われますがじゃあ、ハーマイオニーとナルシッサって強いて言うならばどこが似ているかなぁ。
自分の好き嫌いなんて感情は無意味で。
だから自分にくっつくパンジーもドラコは許してる。そうせざるを得ない。
12・一般に、親に似ている人に魅かれると言われますがじゃあ、ハーマイオニーとナルシッサって強いて言うならばどこが似ているかなぁ。
大切なものを守ろうとする一途なところ…でしょうか。
母性本能的なところ…はハーちゃんもドラコに抱いていると思います。
全体的にあんま似てないなぁって思うけど。
13・原作で、ドラコは密かにハーマイオニーに想いを寄せているとしましょう。彼はこれを自覚していると思う?
母性本能的なところ…はハーちゃんもドラコに抱いていると思います。
全体的にあんま似てないなぁって思うけど。
13・原作で、ドラコは密かにハーマイオニーに想いを寄せているとしましょう。彼はこれを自覚していると思う?
3巻でパンチされてもまだ気づいてない。
6巻でマルフォイ家の名前に本当に耐えられなくなって初めて、そこから逃げたいと思う。
自分の感情に素直に動けるハー子を羨ましく思うんじゃないかなぁ。
14・ところでハーマイオニーって面食いだと思いますか?
6巻でマルフォイ家の名前に本当に耐えられなくなって初めて、そこから逃げたいと思う。
自分の感情に素直に動けるハー子を羨ましく思うんじゃないかなぁ。
14・ところでハーマイオニーって面食いだと思いますか?
はい!笑。
クラムとかマクリーンとか、少なくとも映画では面食い。
15・ハーマイオニーにとってハリーとロンはどんな存在?
クラムとかマクリーンとか、少なくとも映画では面食い。
15・ハーマイオニーにとってハリーとロンはどんな存在?
あくまでも親友。友達。でも命をかけても守りたいもの。
16・ではハーマイオニーにとってドラコは?
16・ではハーマイオニーにとってドラコは?
慈しむ対象。救ってあげたいと思うもの。
17・原作ではハーマイオニーは何度かドラコのことを『相手にしちゃ駄目、価値がない』と口にしています。その真意は?
17・原作ではハーマイオニーは何度かドラコのことを『相手にしちゃ駄目、価値がない』と口にしています。その真意は?
ただ単に無駄な争いを厭うから。
だってハー子にとってはハリロンもドラコも大切だもの。
だから、「価値がない」はハリロンを納得させるための嘘だとしても、別にドラコを守りたいとかそんな余計な裏はない。
18・ハーマイオニーはどこでドラコに初めて会ったと思いますか、またその第一印象は?
だってハー子にとってはハリロンもドラコも大切だもの。
だから、「価値がない」はハリロンを納得させるための嘘だとしても、別にドラコを守りたいとかそんな余計な裏はない。
18・ハーマイオニーはどこでドラコに初めて会ったと思いますか、またその第一印象は?
セブとリリーみたいに、入学前の小さい時に出会っててほしい。
ドラコはまだマグルとか区別がなくて、きっとハー子と普通に接する。
で、あとで父上に相当なお叱りを受ける。そのころからドラコにとって父上は絶対になった。
19・校庭の隅でドラコが1人で泣いていました。この時のハーマイオニーの反応は?
ドラコはまだマグルとか区別がなくて、きっとハー子と普通に接する。
で、あとで父上に相当なお叱りを受ける。そのころからドラコにとって父上は絶対になった。
19・校庭の隅でドラコが1人で泣いていました。この時のハーマイオニーの反応は?
何も言わずに後ろからそっと近づいて、ぎゅっ……てしたかったんだけど、
その前にドラコに気付かれて「来るな」とか背中越しに言われる。
20・偶然、廊下でドラコがハーマイオニーと思いっきりぶつかってしまいました。周りには誰もいません。ドラコの反応は?
その前にドラコに気付かれて「来るな」とか背中越しに言われる。
20・偶然、廊下でドラコがハーマイオニーと思いっきりぶつかってしまいました。周りには誰もいません。ドラコの反応は?
そりゃ、倒れたハー子に手を差し伸べる、に一票。
だって女の子の扱いについては紳士だもん。
普段の口の悪さ&行いの悪さはハリーがいるから。
21・ドラコとハーマイオニーが初めて交わした会話はなんだったと思う?
だって女の子の扱いについては紳士だもん。
普段の口の悪さ&行いの悪さはハリーがいるから。
21・ドラコとハーマイオニーが初めて交わした会話はなんだったと思う?
上の質問に連動させて入学前に出逢ったとして。
うーん…セブリリに被るんだけど、ハー子に彼女が魔女だって教えてあげるかなぁ…。
で、「僕んちすごいから遊びにおいでよ!」とか誘うけどフラれる笑。
22・ドラコの外見はルシウスに似ているようですがその中身は??
悪になりきれない。
それは生まれたときから決まっていた道であって、自らDeath Eaterになったルシ様とは違う。
善になりたくても選択肢がなく、かといって悪にそのまま身を投げることも出来なかった。
だから家族のため、自分のためという理由であげた杖を振れなかったんだと思う。
23・ご想像下さい。ハーマイオニーは母親似でしょうか。父親似でしょうか。
うーん…セブリリに被るんだけど、ハー子に彼女が魔女だって教えてあげるかなぁ…。
で、「僕んちすごいから遊びにおいでよ!」とか誘うけどフラれる笑。
22・ドラコの外見はルシウスに似ているようですがその中身は??
悪になりきれない。
それは生まれたときから決まっていた道であって、自らDeath Eaterになったルシ様とは違う。
善になりたくても選択肢がなく、かといって悪にそのまま身を投げることも出来なかった。
だから家族のため、自分のためという理由であげた杖を振れなかったんだと思う。
23・ご想像下さい。ハーマイオニーは母親似でしょうか。父親似でしょうか。
曲がったことが許せないところは父親似。
おせっかいと言われるくらい周りの面倒を見たがるところは母親似。
24・もし・・・・・・もしもです。ハーマイオニーがドラコに惹かれたとしたらそれはどこらへん?
おせっかいと言われるくらい周りの面倒を見たがるところは母親似。
24・もし・・・・・・もしもです。ハーマイオニーがドラコに惹かれたとしたらそれはどこらへん?
え、そんなことあり得ない設定ですか?笑。
闇から抜け出そうと伸ばされた手を思わず取ってしまった、というところかしら。
口は悪くて強がりで…でも限りなく弱い心を守ってあげなくちゃ、って思ったの。
25・もし・・・・・・もしもです。ハーマイオニーが純血だったらドラコはまずどんな行動に出ると思う?
闇から抜け出そうと伸ばされた手を思わず取ってしまった、というところかしら。
口は悪くて強がりで…でも限りなく弱い心を守ってあげなくちゃ、って思ったの。
25・もし・・・・・・もしもです。ハーマイオニーが純血だったらドラコはまずどんな行動に出ると思う?
まず友達になろうとする。
でもグリフィンドールに決まってハリロンと仲良くするのを見て諦める。(もちろん罵詈雑言付きで)
ハー子がマグルってことがドラコにとって大きな意味をもつと思うから。
26・更にありえないもしも・・・、です。ドラコがマグルだったらハーマイオニーはどんな反応をすると思う?
でもグリフィンドールに決まってハリロンと仲良くするのを見て諦める。(もちろん罵詈雑言付きで)
ハー子がマグルってことがドラコにとって大きな意味をもつと思うから。
26・更にありえないもしも・・・、です。ドラコがマグルだったらハーマイオニーはどんな反応をすると思う?
ドラコがマグルならあんな態度取らないと思うんだよなぁ…
とりあえずハー子の「マグル生まれ」は攻撃できないから、
それをいいことにハー子は強気でドラコを丸めにかかるとおもう。
27・気の早い質問ですがもしもドラコとハーマイオニーに子供がいるとしたら女の子?男の子?
とりあえずハー子の「マグル生まれ」は攻撃できないから、
それをいいことにハー子は強気でドラコを丸めにかかるとおもう。
27・気の早い質問ですがもしもドラコとハーマイオニーに子供がいるとしたら女の子?男の子?
男の子でドラコがやきもちを焼く。(これ鉄板)
28・妄想がすぎた質問です。2人が結婚したとしたら子供は何人くらいのプランでつくりそう?
二人かなぁ…男女一人ずつ。
29・さて、作成者(長嶺)の興味本位で聞きます。その子供にあなたはどんな名前をつけますか?
28・妄想がすぎた質問です。2人が結婚したとしたら子供は何人くらいのプランでつくりそう?
二人かなぁ…男女一人ずつ。
29・さて、作成者(長嶺)の興味本位で聞きます。その子供にあなたはどんな名前をつけますか?
この質問だけで結構色々調べちゃったー!笑。
女の子はSelene(セレーナ)、男の子はLeon(レオン)に決めました。
Seleneは月の女神の名前。月と同じ色の髪をもったドラコさんから。
Leonは星座のLeo(しし座)。こちらはハーさんがグリフィンドール出身ってとこから。
30・ドラコとハーマイオニーが誰も見ていないところでこっそりお喋りをしています!どんな会話?
「またハリーに何か言ったんですって? もう、何回言えば分かる…」
「あぁ、分かってるよ」
「分かってないわ! 先週だって同じこと…」
「だから分かったって」
「いいえ、分かってない!」
「あぁもう、煩い」
「え、ちょ、………っ!」
…なんて。(えへ)
ハリーにちょっかいを出したドラコに小言を言うハーちゃん。
せっかくハーといちゃいちゃしようと思ったのに、ハリーの名前に邪魔されて我慢できなくなったドラコさん。爆
あとはご想像に。(自粛)
31・ドラコにとってハーマイオニーを好きになってしまった理由。3つどうぞ。
女の子はSelene(セレーナ)、男の子はLeon(レオン)に決めました。
Seleneは月の女神の名前。月と同じ色の髪をもったドラコさんから。
Leonは星座のLeo(しし座)。こちらはハーさんがグリフィンドール出身ってとこから。
30・ドラコとハーマイオニーが誰も見ていないところでこっそりお喋りをしています!どんな会話?
「またハリーに何か言ったんですって? もう、何回言えば分かる…」
「あぁ、分かってるよ」
「分かってないわ! 先週だって同じこと…」
「だから分かったって」
「いいえ、分かってない!」
「あぁもう、煩い」
「え、ちょ、………っ!」
…なんて。(えへ)
ハリーにちょっかいを出したドラコに小言を言うハーちゃん。
せっかくハーといちゃいちゃしようと思ったのに、ハリーの名前に邪魔されて我慢できなくなったドラコさん。爆
あとはご想像に。(自粛)
31・ドラコにとってハーマイオニーを好きになってしまった理由。3つどうぞ。
・真っ直ぐな心
・気持ちいいくらい正直に動くところ
・からかうと面白いところ(ぇ)
32・ついでにハーマイオニーにとってドラコに心奪われてしまった理由。3つどうぞ。
・気持ちいいくらい正直に動くところ
・からかうと面白いところ(ぇ)
32・ついでにハーマイオニーにとってドラコに心奪われてしまった理由。3つどうぞ。
・善を願う心の叫び
・危なっかしくて目が離せないところ
・二人きりだと急に紳士になるところ(所詮は面食い。爆)
33・ドラコとハーマイオニーの前世をご想像してくださいな。
・危なっかしくて目が離せないところ
・二人きりだと急に紳士になるところ(所詮は面食い。爆)
33・ドラコとハーマイオニーの前世をご想像してくださいな。
前世って現世に関係するのかなぁ…
ドラコは中世のknightで、ハーマイオニーがそのPrincess。
前世ではドラコがハーマイオニーを守る立場だったから、
そのお返しに現世ではハーマイオニーがドラコを救う。
34・ハーマイオニーになったつもりでドラコの良い所をあげてください。
ドラコは中世のknightで、ハーマイオニーがそのPrincess。
前世ではドラコがハーマイオニーを守る立場だったから、
そのお返しに現世ではハーマイオニーがドラコを救う。
34・ハーマイオニーになったつもりでドラコの良い所をあげてください。
「ドラコのいい所?
そうね……口ではあんなこと言ってるけど、本当はすごく優しいのよ?」
35・では悪い所は?
そうね……口ではあんなこと言ってるけど、本当はすごく優しいのよ?」
35・では悪い所は?
「あげたらキリがないわ(笑)
とりあえずすぐハリー達につっかかるところは直してほしいわね」
36・ドラコになったつもりでハーマイオニーが可愛いと思うところをあげてください。
とりあえずすぐハリー達につっかかるところは直してほしいわね」
36・ドラコになったつもりでハーマイオニーが可愛いと思うところをあげてください。
「あいつの可愛いところ?
俺の前だとすぐ赤くなるところは、からかいがいがあるな」
37・ドラコになったつもりでハーマイオニーの誕生日プレゼントを選んでくさい。何あげた?
俺の前だとすぐ赤くなるところは、からかいがいがあるな」
37・ドラコになったつもりでハーマイオニーの誕生日プレゼントを選んでくさい。何あげた?
「指輪だよ。レディにあげるものはそれにふさわしいものじゃないとな。
え? もちろん左手の薬指に決まってるだろ」
38・あ、でもドラコってハーマイオニーの誕生日を知っていると思いますか?
え? もちろん左手の薬指に決まってるだろ」
38・あ、でもドラコってハーマイオニーの誕生日を知っていると思いますか?
ドビーとかに聞いてたりして笑。
39・あなた自身に質問。ドラハに嵌る前、別のカップリングが好きだった経歴をお持ち?
39・あなた自身に質問。ドラハに嵌る前、別のカップリングが好きだった経歴をお持ち?
ハリポだったらドラハだけど、時々ロンハに浮気とか笑。
カプ歴はナル麻衣の方が長いかも。
40・実はこっそりとドラハの絵とか描いちゃっている?
カプ歴はナル麻衣の方が長いかも。
40・実はこっそりとドラハの絵とか描いちゃっている?
残念ながら絵心がないので、他サイトさんでにやにやしてる。
41・実は人知れず、ドラハの小説なんかも書いていたり?
41・実は人知れず、ドラハの小説なんかも書いていたり?
人知れず…ってかここで書いてるし笑。
でも確かにオフ友さんは知りません。てか知ってたら憤死。
42・エロいドラハ・・・・なんてのも有り?
でも確かにオフ友さんは知りません。てか知ってたら憤死。
42・エロいドラハ・・・・なんてのも有り?
ありだと思います。挑戦して撃沈しました。
でも、ここぞとばかりにドラコ氏はかっこよくなると思います。
43・ハーマイオニーの前だけやたら男前になるドラコと、相変わらず救いようのないヘタレのドラコ・・・どっちがいい?
でも、ここぞとばかりにドラコ氏はかっこよくなると思います。
43・ハーマイオニーの前だけやたら男前になるドラコと、相変わらず救いようのないヘタレのドラコ・・・どっちがいい?
もちろん前者で!!
でも男前になりつつツメが弱くて最後はハー子にやられちゃえばいい。(ぇ。
44・ハードラもお好き?
でも男前になりつつツメが弱くて最後はハー子にやられちゃえばいい。(ぇ。
44・ハードラもお好き?
自分、女子攻めはあまり好きではない。
でもお酒に酔ったらハーちゃんならハードラもあり得ると思う。
45・やはりドラハは悲恋のまま終えてしまうのでしょうか・・・・・・・。
でもお酒に酔ったらハーちゃんならハードラもあり得ると思う。
45・やはりドラハは悲恋のまま終えてしまうのでしょうか・・・・・・・。
最終的にはそうでしょうね。
どんなに幸せな時間を過ごしても、常に避けられない未来が黒く疼いている。
そういう「今だけは…」っていう想いが痛くて苦しい。
46・ところでドラコが実は王子様!!だったらいいのに、と思いました?
どんなに幸せな時間を過ごしても、常に避けられない未来が黒く疼いている。
そういう「今だけは…」っていう想いが痛くて苦しい。
46・ところでドラコが実は王子様!!だったらいいのに、と思いました?
ていうか今でも十分我儘な王子様じゃん笑。
真面目な話、家に縛られてる、っていう点では王子と変わらないと思う。
47・ハーマイオニーって料理が上手だと思う?
真面目な話、家に縛られてる、っていう点では王子と変わらないと思う。
47・ハーマイオニーって料理が上手だと思う?
下手じゃない?教科書は得意でも実践が苦手なのが彼女。(箒とか)
でもドラコのために一生懸命練習して、
そんなハー子が可愛いから、いくら失敗してもドラコは許しちゃう。
48・ドラコとハーマイオニーの血液型を想像してください。
でもドラコのために一生懸命練習して、
そんなハー子が可愛いから、いくら失敗してもドラコは許しちゃう。
48・ドラコとハーマイオニーの血液型を想像してください。
ハー子はA型。もう色々細かいから。まさにA型だと思う。
ドラコは…難しいな。AB型? 社交的ではないからなぁ…2面性があると思う。
49・ハーマイオニー・マルフォイって声に出して言ってみてください。どんな響き?
ドラコは…難しいな。AB型? 社交的ではないからなぁ…2面性があると思う。
49・ハーマイオニー・マルフォイって声に出して言ってみてください。どんな響き?
なんか「マ」が多くてもやもやしてる…グレンジャー、っていう濁点が欲しい。
50・んじゃドラコ・グレンジャーは?(笑)
50・んじゃドラコ・グレンジャーは?(笑)
濁点がありすぎて若干濃い気がするけど案外しっくりくるじゃん、こっちの方が。
51・ハーマイオニーがロン、または他の男性と婚約したとします。それを知ったドラコは?!
51・ハーマイオニーがロン、または他の男性と婚約したとします。それを知ったドラコは?!
自分は最終的にハー子を幸せに出来ない、ということを知ってるから、
ハー子が幸せならそれでいいって思う。
結局ロンハー、ドラパンに戻ると知っているけど足掻くドラハーが切ない。
52・ハーマイオニーに、あなたのことなんて好きじゃないと言われました。どうする?
ハー子が幸せならそれでいいって思う。
結局ロンハー、ドラパンに戻ると知っているけど足掻くドラハーが切ない。
52・ハーマイオニーに、あなたのことなんて好きじゃないと言われました。どうする?
付き合う前なら、もうハリー達の前に表れない。
ハリロンと仲良くするハーちゃんなんかもう見たくない。
付き合ってる時に言われたらとりあえずひどく落ち込む。
一旦落ちたらグリフィンドールの寮へ直談判。そしてハリロンにもバレる。
仲直りした後、ハーちゃんにこっぴどく叱られる。(「なんでバレるようなことしたの!」)
53・反対に、突然予想もせずハーマイオニーに実は好きだと告白されました。どうする?
ハリロンと仲良くするハーちゃんなんかもう見たくない。
付き合ってる時に言われたらとりあえずひどく落ち込む。
一旦落ちたらグリフィンドールの寮へ直談判。そしてハリロンにもバレる。
仲直りした後、ハーちゃんにこっぴどく叱られる。(「なんでバレるようなことしたの!」)
53・反対に、突然予想もせずハーマイオニーに実は好きだと告白されました。どうする?
もう有頂天。でも絶対顔に出さない。つもりが青白い肌がちょっと血色良くなる。笑
それをごまかそうとして思わず嫌なことを言っちゃう。
逃げた(笑)後に後悔して今度は自分からハーちゃんに言う。
54・ここだけの話・・・・ロンハーやハリハー、スネハーというものにヤキモチを妬いた事がありますか?
公式ロンハーについては原作で何度も。
でも結局ハーちゃんが可愛いから、ロンもハリもスネもハー子を幸せにしてくれるならいい。
55・あなたにとってドラハーは?
それをごまかそうとして思わず嫌なことを言っちゃう。
逃げた(笑)後に後悔して今度は自分からハーちゃんに言う。
54・ここだけの話・・・・ロンハーやハリハー、スネハーというものにヤキモチを妬いた事がありますか?
公式ロンハーについては原作で何度も。
でも結局ハーちゃんが可愛いから、ロンもハリもスネもハー子を幸せにしてくれるならいい。
55・あなたにとってドラハーは?
目の保養(笑)
…というのは冗談で、切なく、苦しく、キュンとさせてくれるもの。
56・もしもあなたがハリポタの原作者ならドラコとハーマイオニーをどう動かしていた?
…というのは冗談で、切なく、苦しく、キュンとさせてくれるもの。
56・もしもあなたがハリポタの原作者ならドラコとハーマイオニーをどう動かしていた?
6巻で悩むドラコをハーちゃんに救わせる。
ドラコは拒絶しつつ、3巻での扱いで受けたカルチャーショックを思い出してなんとなく気になる。
心を通わせるドラハー……でも6巻のラストではやっぱり別れが来てしまう。
せめて6巻の間だけは二人一緒にいさせてほしいなぁ…。
57・ハリポタ世界の住人になったとします。まずはどんな行動を取りたい?
ドラコは拒絶しつつ、3巻での扱いで受けたカルチャーショックを思い出してなんとなく気になる。
心を通わせるドラハー……でも6巻のラストではやっぱり別れが来てしまう。
せめて6巻の間だけは二人一緒にいさせてほしいなぁ…。
57・ハリポタ世界の住人になったとします。まずはどんな行動を取りたい?
ダイアゴン横丁行ってショッピングしたい!
58・ドラハの夢をみたことがありますか?
58・ドラハの夢をみたことがありますか?
見たことないけどトムエマならぜひ見たい~!
59・ドラハにはまった自分を誉めたい?
59・ドラハにはまった自分を誉めたい?
もう大手を広げて褒めてあげたい!笑。
原作ではありえない設定だからこそ、創作意欲がわくってもんですw
60・最後に好きな事を叫んでください。
ドラコーすきー!!(ばか)
原作ではありえない設定だからこそ、創作意欲がわくってもんですw
60・最後に好きな事を叫んでください。
ドラコーすきー!!(ばか)
貴方に呼びかけた声は
今も何処かを彷徨っている
The Call
----ねぇ、ドラコ
貴方は今、何処にいるの?
いつも隣にあるはずの銀髪が、今はいない。
私だけの月は、何処かに消えてしまった。
----ねぇ、ドラコ
答えて?
…答えはあるはずない。
わかってるのに。
ミラーに映る自分の姿は、まるでいつもの自分と違う。
これ以上ないくらいに、深く深く、堕ちている。
そんな中に只一つ、月明かりを受けてキラキラと輝くものがあった。
ミラーから目を離してふと自分の手に視線を落とす。
そこで輝いていたのはシルバーの指輪。
ドラコが最後にくれた、贈り物。
----これがハーマイオニーの誕生石。で、これが僕のだ。
誕生石にもいろいろ種類があるらしいが、きっとハーマイオニーはこれが気に入るだろうと思って。
----私のはサファイアよね。ドラコの誕生石はこれ…何を選んだの?
----ムーンストーン。
ちょうどホグワーツでの5年目が終わろうとしていたころ。
帰りのホグワーツ特急の中でドラコに渡されたのがこの指輪だった。
青いサファイアと、それを挟むように置かれた白いムーンストーン。
合わせて三つの石があしらわれただけの、シンプルなものだった。
あの時の私は、まだ良く理解していなかった。
私がドラコ=月とすぐに結びつけるから。だからドラコはこの石を選んだのだと。
ただ単純に、そう思っていた。
でも私がそこに隠された想いを、
この石を選んだ本当の意味を知った時、
彼はもういなかった。
もう、遅すぎた。
----ムーンストーン…なるほど、そういうこと。貴方の髪の色は月の色ですものね。
----まぁ…そんな所だ。大事にしろよ。
----当たり前でしょう?ずーっとつけているわ。
----それでいい。…いつかきっと、ハーマイオニーには必要になる…
----え?
----あ、…いや、何でもない。大したことではないんだ。
ムーンストーンの宝石言葉、知ってるか?
----うーん…知らないわ。何かしら?
----愛、だ。
その言葉と共にふわりと表れた笑顔が、今でも瞼に焼き付いている。
あんなに優しく、でもあんなに淋しそうに笑ったドラコを見たのは初めてだった。
ドラコはもう、わかっていた。
いつかやってくるだろう別れの瞬間を。
1年後の今、ドラコが私の隣にいないということを。
だからこの石を選んだのだ。
ムーンストーンの宝石言葉は愛。
でもそんなことはどうでもよかったのだと思う。
最近知ったことがあった。
石に込められたパワーは安らぎだということ。
それが、ドラコがこの石を選んだ本当の理由。
独りになるであろう私のために。
本当にドラコらしいと、そう思う。
優しすぎて、何でも見透かされていて、悔しくなるくらい。
大好きだった。
私は指輪を見ながら彼の銀髪を思い出す。
この場に不自然なほど、それは月光を受けて輝いている。
今宵は満月。
ムーンストーンが輝きを一層増すとき。
今なら届くんじゃないかと、
この月の光はきっと彼にも降り注いでいると、
そんな気がして問いかける。
----ねぇ、ドラコ
貴方にこの声は、届いてる?
***Fin***
こちらはBackstreet Boysが大好きだった当初、曲名お題を自分で作って書いたもの。
でも歌詞の内容は何ひとつ反映せず(だって浮気ネタなんだもの!)、
タイトルの「呼びかける」という意味だけで書いてみました。
あ、このブログにはまだ載せてませんが、うちのドラコは月と非常に繋がりがあるのです。
今も何処かを彷徨っている
The Call
----ねぇ、ドラコ
貴方は今、何処にいるの?
いつも隣にあるはずの銀髪が、今はいない。
私だけの月は、何処かに消えてしまった。
----ねぇ、ドラコ
答えて?
…答えはあるはずない。
わかってるのに。
ミラーに映る自分の姿は、まるでいつもの自分と違う。
これ以上ないくらいに、深く深く、堕ちている。
そんな中に只一つ、月明かりを受けてキラキラと輝くものがあった。
ミラーから目を離してふと自分の手に視線を落とす。
そこで輝いていたのはシルバーの指輪。
ドラコが最後にくれた、贈り物。
----これがハーマイオニーの誕生石。で、これが僕のだ。
誕生石にもいろいろ種類があるらしいが、きっとハーマイオニーはこれが気に入るだろうと思って。
----私のはサファイアよね。ドラコの誕生石はこれ…何を選んだの?
----ムーンストーン。
ちょうどホグワーツでの5年目が終わろうとしていたころ。
帰りのホグワーツ特急の中でドラコに渡されたのがこの指輪だった。
青いサファイアと、それを挟むように置かれた白いムーンストーン。
合わせて三つの石があしらわれただけの、シンプルなものだった。
あの時の私は、まだ良く理解していなかった。
私がドラコ=月とすぐに結びつけるから。だからドラコはこの石を選んだのだと。
ただ単純に、そう思っていた。
でも私がそこに隠された想いを、
この石を選んだ本当の意味を知った時、
彼はもういなかった。
もう、遅すぎた。
----ムーンストーン…なるほど、そういうこと。貴方の髪の色は月の色ですものね。
----まぁ…そんな所だ。大事にしろよ。
----当たり前でしょう?ずーっとつけているわ。
----それでいい。…いつかきっと、ハーマイオニーには必要になる…
----え?
----あ、…いや、何でもない。大したことではないんだ。
ムーンストーンの宝石言葉、知ってるか?
----うーん…知らないわ。何かしら?
----愛、だ。
その言葉と共にふわりと表れた笑顔が、今でも瞼に焼き付いている。
あんなに優しく、でもあんなに淋しそうに笑ったドラコを見たのは初めてだった。
ドラコはもう、わかっていた。
いつかやってくるだろう別れの瞬間を。
1年後の今、ドラコが私の隣にいないということを。
だからこの石を選んだのだ。
ムーンストーンの宝石言葉は愛。
でもそんなことはどうでもよかったのだと思う。
最近知ったことがあった。
石に込められたパワーは安らぎだということ。
それが、ドラコがこの石を選んだ本当の理由。
独りになるであろう私のために。
本当にドラコらしいと、そう思う。
優しすぎて、何でも見透かされていて、悔しくなるくらい。
大好きだった。
私は指輪を見ながら彼の銀髪を思い出す。
この場に不自然なほど、それは月光を受けて輝いている。
今宵は満月。
ムーンストーンが輝きを一層増すとき。
今なら届くんじゃないかと、
この月の光はきっと彼にも降り注いでいると、
そんな気がして問いかける。
----ねぇ、ドラコ
貴方にこの声は、届いてる?
***Fin***
こちらはBackstreet Boysが大好きだった当初、曲名お題を自分で作って書いたもの。
でも歌詞の内容は何ひとつ反映せず(だって浮気ネタなんだもの!)、
タイトルの「呼びかける」という意味だけで書いてみました。
あ、このブログにはまだ載せてませんが、うちのドラコは月と非常に繋がりがあるのです。
Chaper 1 -1
林の中を一台の車が抜ける。決して荒くはないがそこそこのスピードで、かろうじて道になっているようなところを進んでいく。辺りの空気が湿ってきて、今にも雨が降りそうな空模様だった。車は少し開けたところまで来るとゆっくり路肩に止まった。
林の中を一台の車が抜ける。決して荒くはないがそこそこのスピードで、かろうじて道になっているようなところを進んでいく。辺りの空気が湿ってきて、今にも雨が降りそうな空模様だった。車は少し開けたところまで来るとゆっくり路肩に止まった。
ハザードを点けた車の運転席から男が一人降りてくる。漆黒の髪を少し長めに伸ばし、お洒落なジャケットをスラリと着こなした彼は、もしここが都会の街中ならすれ違う人がみな振り返るだろう、人を引き寄せる空気を醸し出していた。
続けて女が助手席から現れた。漆黒の髪を、こちらは腰に届くほど伸ばしている。小走りで車の前を回りこんで彼の隣へ移動した。サラサラとなびく髪がその後ろを追いかける。
「お前、ちゃんと地図見てたのかよ…」
「みっ、見てたさ! しょーがねぇだろ、途中から地図に道がなくなっちまったんだから…」
「ならそん時にそう言えよ」
「うっ……」
女らしい風貌とは裏腹に彼女の言葉遣いは荒っぽかった。必死で言い訳をする彼女に彼はふぅ、と息を吐く。湿った風が二人の間を強く抜けた。
「まあ、今さら言ってもしょうがねぇか」
「…悪かったよ」
「気にすんな。それよりどうする? 雨も降りそうだし…とりあえず標識か何か場所が分かるところまで走ってみるか」
男は女の頭を軽くぽん、と叩くと運転席のドアを開けた。女はまだバツの悪い顔をしていたが、彼の動きを見て自分も助手席に乗ろうと車の前方に顔を向けた。すると、何か見つけたのだろうか。もともと大きな瞳がさらに驚きで見開かれ、その手は乗り込もうとしていた男のジャケットを掴んだ。
「…ちょっと、慎! あそこ」
「なんだよ……あ」
慎、と呼ばれた男は屈めていた身を上げると女の指差した方へ顔を向けた。さっき車から降りた時は角度が悪くて見えなかったが、木の影の向こう、山頂にほど近いところに一件の洋館が見えた。
「誰かいるかもしれないって? でもこんな山ん中だから、もう空き家で無駄足じゃねえか?」
「でもこのまま当てもなく行って雨に降られるよりいいだろ? な?」
行こう行こう、とジャケットの裾を引っ張る彼女はどこか楽しそうだ。慎の帰国記念にと二人で初めて旅行にきたのだが、このちょっとしたハプニングを目の前の女は楽しんでいるようだった。慎はもう一度溜息をつく。
「わかったよ、行けばいいんだろ?」
「わかればよし!」
彼女は2年前まで生徒だった彼にするように頭をガシガシ撫でる。やめろよ、と言いながら慎はその手から逃れて運転席へ体を収めた。窓を開けて顔を出すと、まだ運転席の外で嬉しそうに笑っている彼女に声をかけた。
「おい、そんなとこに突っ立ってると置いてくぞ、久美子」
「わ、待て待て!今乗るから」
久美子は慌てて助手席へ回り込み、彼女が乗ったのを確認すると慎は車を発進させた。
エンジン音を響かせて走る二人の車が木陰に入って見えなくなったころ、ぽつぽつと降り出した雨が茶色の地面を濡らしていった。
***to be continued...***
長編第1章。
今回は慎クミ山の中の巻(違)
ヤンクミのちょっと子供っぽいところと、慎のそれを見守る空気が好き。
でも正直このお話にいると邪魔なのですね。要するにただの素人なので。
ヤンクミは不良相手ならもってこいだけど幽霊は大の苦手だと思われ。
慎ちゃんには頑張ってほしいところなのですが、これがそうもいかない予感です。
長編書くのに不慣れなので、お先真っ暗ですが頑張ります(ぇ。
***to be continued...***
長編第1章。
今回は慎クミ山の中の巻(違)
ヤンクミのちょっと子供っぽいところと、慎のそれを見守る空気が好き。
でも正直このお話にいると邪魔なのですね。要するにただの素人なので。
ヤンクミは不良相手ならもってこいだけど幽霊は大の苦手だと思われ。
慎ちゃんには頑張ってほしいところなのですが、これがそうもいかない予感です。
長編書くのに不慣れなので、お先真っ暗ですが頑張ります(ぇ。
誇りと戸惑いと絶望と希望と
一体僕は何を求めていたのか
絶対的な言葉と生まれながらの抑圧は
震える細い腕には重く
ぐらり
想いは揺らいた
同情でも憐れみでもなく
ただ、真っ白な
赦し
初めて其れを知った
涙が零れた
否、遅すぎる
目の前をただ一筋の光が貫き
遺したのは鮮やかな緑
そう
忘却の彼方へと追いやるのだ
全ては、甘い夢
そうして僕は、
深い緑を湛えた闇へと踏み出した
***
ふと思い立った、6巻ラストのドラコ。
きっと答えは見えていたのに、余計なものが邪魔をする。
それを振り切ることができないくらい、彼はまだ子供だった。
何が正しいかなんて、とっくにわかっていたのに。
あまりに書き下ろしすぎるので、改編すると思います、はい。